もうすぐ3月ですね。
狂犬病の予防接種やフィラリア予防など、わんちゃんには忙しい時期がやってきます。
来院されたご家族に
「ワクチン接種後にお顔が腫れた」
「注射の後に吐いてぐったりしちゃった」
というお話を伺いました。
そこで、予防シーズンを前に「ワクチンアレルギー」についてお伝えしたいと思います。
ワクチンアレルギーの症状として、以下のものがあげられます。
- お顔が腫れたり、じんましんや赤み、かゆみがでるなどの皮膚症状
- 吐いたり下痢などの消化器症状
- 気道が腫れて起こる呼吸速迫や呼吸困難などの呼吸器症状
- 急激に血圧が下がってふらついたり、虚脱したりする循環器症状
稀ではありますが、これらの症状が重なったアナフィラキシー症状を起こす子もいます。アナフィラキシーの場合、酸素吸入や血圧を上げたり、気管を広げる注射・点滴が必要になります。
これまで大丈夫であっても、ある年、急に発症することもありますので、接種後1日は安静にしてあげてください。
また、出来るだけ午前中に接種されることをおすすめします。
ひろ動物病院では、ワクチン接種後15分間は、院内でお過ごしいただくようお願いしています。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。
また、暖かくなってきたら、ノミ・マダニの予防も始めましょう。
特に、マダニは人にとっても怖い病気を運んできます。
ご家族のためにも、予防しましょうね。