「寒いから大丈夫」
「外に出ないから大丈夫」
油断してはいけません。
ノミ・マダニは春から秋にかけて活動的になりますが、冬でも室内の温度であれば活動ができます。
冬だから予防しなくても大丈夫というわけではないのです。
冬場もノミ・マダニの予防をしっかりしましょう。
マダニが媒介するSFTS
動物だけではなく、ヒトの感染症としても怖いのが、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。
ウイルスを保有しているマダニ、もしくは、マダニに噛まれて感染した動物やヒトの体液が主な感染経路と言われています。
潜伏期間は6日〜2週間。
初期症状は、発熱と消化器症状で、重篤になると意識障害や失語などの神経症状や出血傾向を伴うこともあり、致死率は6.3〜30%と報告されています。
有効なワクチンや治療薬が確立されておらず、重篤な場合は命を落としてしまう危険性がある恐ろしい病気です。
ダニの種類によっては、時期を問わず生息しています。
特に、山や草の茂みで多く確認されますが、都市部にも生息しています。
散歩中のワンちゃんに飛び付いたり、飼い主さんの服についたりして、屋内に持ち込まれます。
ワンちゃん・ネコちゃんだけではなく、人にも感染してしまうSFTS。
動物だけでなく、自分自身を守る為にも、予防はしっかりしましょう。
室内なら活動できるノミ
ノミがワンちゃん・ネコちゃんに寄生すると、強い痒みや、湿疹などのアレルギー反応を起こします。
また、瓜実条虫という寄生虫に感染することもあります。
ノミはワンちゃん・ネコちゃんだけでなく、人も吸血します。
冬の寒い時期は活動力が低下して、羽化や産卵をしませんが、全ての個体が死ぬわけではありません。
サナギや卵の状態で冬を越すことができるのです。
さらに、室内の暖かい温度であれば、十分に活動ができてしまいます。
そのため、一年を通して予防が必要なのです。
ノミ・ダニ予防薬
ワンちゃん用の予防薬は「食べるタイプ」と「スポットタイプ」があります。
好き嫌いがあるコには、スポットタイプがオススメです。
ネコちゃんには「スポットタイプ」のノミ・ダニ予防薬をご用意しています。
3ヶ月効果がある予防薬もありますので、お気軽にご相談ください。