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いつも以上に気をつけて

こんにちは、看護師の野中です。
突然ですが、問題です!

以下の物は、同じ場所から出てきました。
さて、どこから出てきたのでしょうか?

どこから出てきた?
  • ワンちゃん用のガム
  • 髪ゴム
  • 小さいゴム製のおもちゃ
  • タバコ

正解は・・・
「ワンちゃん・ネコちゃんの胃や腸から」でした。

実際にワンちゃんやネコちゃんが飲み込み、当院で催吐処置や開腹手術して出てきた物です。

一見、何も共通点が無さそうに見えますが、ワンちゃん・ネコちゃんにとっては「噛み心地の良さ」が共通点なようです。
噛んで遊んでいるうちに、誤って飲み込んでしまうのです。

咥えていることに気づいたら

これらの物を咥えているのに気づいたら、ワンちゃん・ネコちゃんから無理に取り上げるのはやめましょう。
取られたくなくてそのまま飲み込んだり、ちぎって走り去って飲み込んだりと、かえって誤飲の原因になってしまいます。

誤飲を防ぐために、以下の点に気をつけましょう。

  • ワンちゃん・ネコちゃんの届かない場所に物を片付ける
  • 目の届かない場所でおやつやおもちゃをあげない
  • 咥えているのを見つけても慌てて取り上げない
 
誤飲に気をつけて
 

誤飲に気づいたら

気をつけていても、ふとした時に異物を食べてしまうことがあります。
そんな時は無理に吐かせようとせず、動物病院にご相談ください。

食べてからの時間が短ければ、お薬を使って異物を吐かせることができます。
ただ、尖った物などは催吐処置ができない場合がありますので、まず何を飲み込んでしまったかお伝えください。

また、以下の症状がある場合は「腸閉塞」などの疑いがありますので、早めに受診してください。

「腸閉塞」などの疑い
  • 嘔吐が続く
  • 元気、食欲がない
  • 異物を食べる癖がある

これからクリスマスや年越し、お正月などイベントが続きます。
ワンちゃんやネコちゃんが誤食しないように、いつも以上に気をつけましょう。

誤飲に気をつけて